2022.1.15、10:55頃、太陽を撮影しようと空を見たところ、太陽の左右に写真のような虹が見えました。これは幻日という現象です。
上の写真は、太陽の西(右側)にあらわれた幻日です。
これは太陽の東(左側)にあらわれた幻日です。
幻日は、太陽が高層の雲に覆われた時などに、太陽の左と右に非常に明るく色付いたスポットとして見られます。この時は暈(かさ)もあらわれやすいようです。
これは同日の14:07に現れた暈の一部です。
幻日は、太陽を中心に視半径22°の内暈に接して、太陽とは反対側にあらわれます。色の並びは暈と同じで、太陽に近い方が赤で、遠くなるほど白か青になります。
この日の東側の幻日には、明るく輝くスポットも見られます。
板状の氷の結晶が大量にあること、結晶の六角形の底面がほぼ水平になっていることが幻日ができる条件です。
(参考文献)
空の色と光の図鑑,斎藤文一・武田康男,草思社,1995
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