金星と木星が最接近

 2023/3/2、金星と木星が最接近しました。この日の14:04には00°29'(東京)まで2つの惑星は接近しました。月の視直径の約半分です。

 夕空に明るい2つの惑星が並ぶ姿は、とても美しく印象的でした。

 この写真は18:20に撮影しました。

 コンデジを望遠にしても、視野から出ません。左が木星(うっすらとガリレオ衛星が写っています)、右が金星です。

 この日は、月齢10.0でした。月の東端(右端)の縁の海(上)やスミス海(下)が秤動の影響で見えにくくなっています。逆に南東(右斜め下)の南の海がよく見えています。

 最接近から一日後、2023/3/3 18:20に撮影した金星(上)と木星(下)です。木星がどんどん高度を下げてきています。惑星・遊星、惑う・遊ぶ、正に名の通りの動きですね。宇宙を感じました。

 月齢11.0、東端(右端)の縁の海とスミス海が見えなくなっています。月の秤動による変化も大きいですね。

(参考文献)

アストロガイド星空年鑑2023,アストロアーツ,株式会社KADOKAWA,2023

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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