ローソップ島皆既日食(11)

読売新聞社撮影写真と藤田良雄氏の観測概況

 1.紀元節祝宴(讀賣新聞社撮影)

 2.口径14cm対物鏡分光器と服部氏(讀賣新聞社撮影)

 3.細隙プリズム分光器(藤田氏担当)(讀賣新聞社撮影)

 4.田中博士観測のポラリスコープ(讀賣新聞社撮影)

 5.海上より東京天文台観測隊の天幕を望む

 藤田良雄氏の「南洋日食観測隊の観測概況」では、ローソップ島全体の地形、並びに、観測隊の天幕の位置関係がよく分かります。また、東京天文台の観測機器とその機器ごとの研究内容も、明確に述べられています。

(引用)

天文月報第27巻第4號,日本天文学会,1934.4

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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