北海道皆既日食(9)

名寄(なよろ)中学校での柴田淑次氏の日食講演

 1936年(昭和11)6月19日、北海道皆既日食のコロナスケッチです。(東日天文館発行天文絵葉書)

 1935年(昭和10)の柴田淑次氏(右端)です。静岡県の知新観象台を訪問した際に撮影されました。左端が清水彗一氏、真ん中が清水真一氏です。

 「北海道皆既日食(2)」でもご紹介した、名寄中学校での柴田淑次氏の日食講演(1936年6月8日)の内容です。講演の中に、ローソップ島皆既日食での経験が多く語られているのが印象的です。

(引用)

健児,坂井武,名寄中学校校友会,1936

(資料は全て、伊達英太郎氏天文収集帖より)

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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