月齢0.35の違い

 少し寒さが和らいだ、2024/1/28 22:09に、コンデジで撮影した月(月齢17.0)です。満月の後、月の東側(右)が掛け始めています。

 上の写真より約8時間後、2024/1/29 6:13に撮影した月(月齢17.35)です。

 「満月後、月は東側から欠け始め」と書きましたが、いやいやそんな単純なものではないようです。

 2つの月を比べると、月の北東側の欠け方が目立ちます。

 また、秤動も合わさり、月の見え方も微妙に変化しているようです。

(参考文献)

星空年鑑2024,大熊正美,株式会社アストロアーツ,2024

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • double_cluster

    2024.01.30 23:55

    いつもコメントをいただき、ありがとうございます。とても励みになります。「月なんて、天文初心者や子供が喜ぶ天体だ。もう見飽きた。」なんて、私も思っていました。しかし、中村要鏡で月を見るようになって、その美しさに魅了され、コンデジ等で継続して撮影するようになって、月の地形や成因等の理解等が深まり、固定概念が崩れました。また、秋吉利雄様の水路部でのお仕事を調べるようになって、月の位置の測定が、いかに難しいかをも知りました。地球と太陽の重力に翻弄され、月の位置測定が数学的には計算できない(三体問題)ことも知りました。自分が、月について何も知らないことにやっと気付くことができました。ブログですが、秋吉利雄様のお孫様の麗子様の許可を得て、今後、秋吉利雄様が編集された「ロソップ島日食観測行」を公開していく予定です。お楽しみになさってくださいね。
  • manami.sh

    2024.01.30 00:22

    天文年鑑の「月の首振り運動(秤動)」にある図と掲載写真を見比べました。なるほど、と改めて思いました。これまで、当然だと思っていたので、あまり、考えていませんでした。"「満月後、月は東側から欠け始め」と書きましたが、いやいやそんな単純なものではないようです。"そのとおりですねぇ。 当地は、天候に恵まれず、昨夜は朧月夜でした。 秋吉様が残した公刊されている資料についても、見ようと思ってもなかなか見れないものばかりですし、基督教徒としての一面にも接することができて、毎回、興味が尽きません。