古代ギリシャの科学者

 2024/2/18 21:25に、コンデジで撮影した月(月齢8.6)です。

 雨の海周辺は、古代ギリシャの科学者の名前が付いたクレーターが多数あります。上の写真にも、アリストテレス・エウドクソス・プラトー(プラトン)・アルキメデス・エラトステネス・ティモカリスの名前が見えます。

 プラトー(直径101km)は、内部が暗い溶岩に覆われているため、17世紀の月観測者ヘベリウスは「大黒湖」(だいこくこ)と呼んでいました。

 月の南部(下)では、クラビウスが丁度夜明けを迎えています。クラビウスは、髪の毛をカールした男の子の顔を横倒しにしたようです。ちょっと、目が離れすぎ?

(参考文献)

星空年鑑2024,大熊正美,株式会社アストロアーツ,2024

月の地形観察ガイド,白尾元理,誠文堂新光社,2018

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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