2019.09.28 07:56ノースマウント(旧スーパーマウント) 昨日(2019.9.27)、新型スーパーマウントが届きました。名称は、「ノースマウント」に変更になりました。スーパーマウントとの大きな違いは、1.水平クランプが、経緯台てっぺんから、経緯台下部横になりました。2.上下クランプが、ウェイトシャフト取り付け部から、経緯台上部横になりました。3.ウェイトシャフト&ウェイト取り付け部に、アリミゾプレートを取り付けることが可能になり、別鏡筒を乗せることができます。(方向調整ネジも、3ケ所付いています。)4.最大積載重量が、15Kgから20Kgになりました。 私の購入したタイプは、CT20です。旧商品と比べて、大きさ、重量はほとんど変わりません。ただし、最大積載重量が30Kg(旧商品は25Kg)のCT30は、大き...
2019.09.23 02:12ノースマウント用 ウェイトシャフト GFRP15cm反射鏡筒の重量は、約8Kg(接眼レンズ等を付けて)です。ノースマウントとビクセンAPP-TL130三脚との組み合わせでは、どうしても鏡筒側に重量が集中し、大丈夫とは思っていても、使用時には転倒の恐れを感じていました。 そこで、アイベルで、ウェイトシャフト(税別3980円)と5Kgバランスウェイト(税別5980円)の購入を考え始めました。(何としても、消費増税前には買いたい!) でも、2つ合わせると1万円を超えてしまいます。うーん、もったいない。 ムズムズと自作の虫が騒ぎ始めました。そして、4枚目写真の物を作ってしまいました。費用は約1500円でした。なお、バランスウェイトは、ビクセンSP-DX用(3.7kg)を使うことにしました。サビ...
2019.09.22 07:00ZEISS(ツァイス)④ 著者は、ツァイスレンズについて、豊富な知識を持った方です。本書には、ツァイス・イコンカメラの傑作や、ツァイスレンズの設計者たちについての詳しい記述が見られます。しかし、本書の見所は、著者が東ドイツを訪れた紀行文だと思います。 1977年に訪れたベルリンでは、駅の周囲に鉄条網がはりめぐらされ、ほぼ10m間隔で多数の兵士が立っていたそうです。また、兵士は手に自動小銃を持ち、通過する列車を監視していました。列車が停車すると警官が列車に乗り込み、あっという間にドアが施錠され、パスポートのチェックが始まりました。これらは全て、不法移民を取り締まるためのものです。20~30分の停車の後、発車した列車の車窓から見た東ドイツ領のベルリンは、大戦中の空爆で破壊された教...
2019.09.22 06:15ZEISS(ツァイス)③ エルンスト・アッベの生涯に感銘を受け、さらにアッベについて知りたいと思い、「社会的経営理念」を読みました。 とても硬い題名の本ですが、内容はカール・ツァイス、エルンスト・アッベ、オットー・ショットの顕微鏡開発成功物語です。(ただし、ちょっと文体が古いです。)そして、中心人物は、何と言ってもエルンスト・アッベです。 ところで、JMMA日本顕微鏡工業会のHPで、顕微鏡の歴史や基礎を執筆しておられる長野主悦(ちから)氏(国立科学博物館産業技術史資料情報センター主任調査員)が、「アッベのような開発者を志す」きっかけになった本が、「硝子(ガラス)の驚異」という本です。ただしこの本は、太平洋戦争中の翻訳出版ですから、現在入手するのは困難だと思われます。 ところが...
2019.09.21 06:37ZEISS(ツァイス)② アッベは、家族全員が腸チフスにかかるという経済的困苦の中、イェーナ大学の正教授の夢を捨て、カール・ツァイス社との関係を深めていきました。フリードリッヒ・ヴィルヘルム大学の光学教授や、ベルリンの物理学研究所共同所長になってほしいという要請も断りました。アッベは、企業としてのツァイス社の存続を第一に考えました。同族経営が将来に禍根を残すことを危惧し、経営に消極的だったカール・ツァイスの息子、ローデリッヒ・ツァイスの退職を十分な補償を持って勧めました。また、カール・ツァイス社の実質的な所有者となったアッベは、自らの財産をカール・ツァイス財団に全て捧げました。財団が、ツァイス社とショット社を実質的に管理指導する体制を築きました。そして、自らは指導的一社員とな...
2019.09.15 07:16ZEISS(ツァイス)① ツァイスと言えば超一流、でも高価というイメージを私は抱いていました。ツァイスは、ドイツの超有名企業です。私もかつて、ツァイスの双眼鏡(7×42BGA Ciassic T*P、Galan)を持っていたことがあります。特に、7×42BGA Ciassic T*Pは、景色が油絵のように見える、他にはない見え味の別格の双眼鏡でした。残念ながら今は、両双眼鏡とも、手放してしまいました。 ところで、顕微鏡について調べるにつれ、ツァイスについて私は何も知らないということがよく分かってきました。 カール・ツァイスは、ツァイス工業の創業者の名前です。創業は1846年。場所は、ドイツ東部の古都イェーナです。カール・ツァイスは、イェーナ大学のために理化学機器を作製し、納入...
2019.09.09 06:44顕微鏡用接眼レンズ(3)(Carl Zeiss pl10× 18👓) 顕微鏡用接眼レンズ真打の登場です。Carl Zeiss pl10/18です。plはプラン(像が視野全体にわたって平坦)、10は10倍(天体用では250÷10=25、つまり焦点距離25mmの接眼レンズ)、18は視野数(観察対象の18mmの範囲が見える)という意味です。以前も利用したことがある、セカイモンを通して、アメリカから8561円(落札額4292円、セカイモン手数料800円、アメリカ国内配送料1204円、国際送料2265円)で購入しました。スリーブへの取り付け径は30mmです。ヘリコイドによるピント調節機能が付いています。スリーブはアルミ製だと思われますが、幅3mmほどの出っ張りが6本付いています。 Zeissレンズの特徴は、何と言ってもコーティン...
2019.09.08 06:55顕微鏡用接眼レンズ(2)(Nikon CFW15×,OLYMPUS WHSZ20×-H/12.5👓) 前回ご紹介したNikonCFW10×(焦点距離25mm)に続いて、NikonCFW15×(焦点距離16.7mm)とOLYMPUS WHSZ20×-H/12.5👓(焦点距離12.5mm)を購入しました。購入はヤフオク(ヤフーオークション)です。Nikonは7000円、OLYMPUSは2個1組で16000円でした。CFW15×は、CFW10×よりも新しさを感じます。スリーブ内の遮光塗装も完璧でした。OLYMPUSは差し込みスリーブの径が30mmで、ずっしりしています。OLYMPUSのレンズ構成は、明らかにプレッスル形式ではなさそうです。 NikonCFW15×のスリーブは23.2mm径ですので、コルキットの24.5mm-31.7mmアダプターをアマゾン...