2026.08.11 01:50クック10cm天体写真機 かつてクック25cm屈折望遠鏡に同架されていた、口径4インチ(101.6mm)焦点距離27.3インチ(693.42mm)F6.8の写真機です。レンズは、凸凹凸の3枚構成。有名なクックのトリプレットです。現在は、クック25cm屈折望遠鏡のドーム内に展示保存されています。 右端の四角い板がシャッターの役目をします。長時間露出をする必要から、蓋を跳ね上げるような構造になっています。続いてフード、黒い部分がレンズユニット、そして鏡筒です。左端がガラス乾板をセットする部分です。 「10cm天体写真機 25cm屈折望遠鏡とともに英国クック会社より購入したものです。戦前、海洋気象台(神戸)で太陽の写真撮影や皆既日食観測のため海外に出張した日本の観測隊が何回も使用し...
2026.07.22 09:05クック25cm製造年の謎(7)マーティン・ルン氏との往復メール マーティン・ルン氏 MBE FRAS(元ヨークシャー博物館⦅ヨーク⦆天文学担当学芸員)とのメールのやりとりで、クック25cm屈折望遠鏡(神戸)の製造にまつわる事情がはっきりしてきました。
2026.07.15 21:53クック25cm製造年の謎(1)関口鯉吉氏の渡欧 海洋気象台に導入されたクック25cmは、いつ製造されたのか。その謎を数回に分けて探りたいと思います。 「大正13年4月15日に海洋気象台の別館である『付属無線電信所』の竣工式が行われた。建物は3階建。1階は無線電信室・試験室・化学試験室・宿直室、2階は神戸測候所・気象電報室・気象器械室・応接室・宿直室、3階は第2図書室・宿舎、そして屋上露場があり、その南西角に天体観測用ドームが建設されていた。ここでは、神戸市教育委員会の資料等に基いて神戸海洋気象台が大正から昭和初期まで行った『天体観測』について記す。 そのドームの中央には、英国クック社製の口径25cm屈折望遠鏡が据えられていた。この望遠鏡は、岡田武松海洋気象台初代台長から技術者海外留...
2024.09.14 01:14月齢10.2 2024/09/13 18:22、クック10cm屈折望遠鏡で撮影した月齢10.2の月です。薄明中でしたが、スッキリとした画像です。 中村要氏は、京大天文台に納入されたクック30cm屈折望遠鏡の光学部分品を検査した結果を残しています。10cm望遠鏡については、「ファインダーには10cm(4インチ)の望遠鏡がついて居る。此のファインダーは決して単なるファインダーでなく独立した望遠鏡である。クック会社の4インチ望遠鏡を其のままファインダーとしたもので倍率は40である。自分は最初は餘り良いものでもなかろうと思いながら、自有の6インチ平面を使ってAutocolimationの検査を行った。小刀が一旦通過するや完全なものが知れた。僅か端の近くが凹の傾向があったが...
2024.08.11 12:312つのクックによる月 2024/08/10 19:13に、クック12cmガイド望遠鏡で撮影した月(月齢6.0)です。薄明中でしたので、コントラストがあまりよくありませんでした。それでも、テオフィルスクレーターの中央丘がキリッと見えていました。このレンズの優秀さがよく分かりました。