2021.03.27 08:301934年(昭和9)の惑星スケッチ 1934年(昭和10)には、東亞天文協会遊星面課には、新課員として鹿野熊治郎氏、松本義一氏、中野繁氏が加わりました。沓掛氏、木辺氏、中野氏が金星観測、後の花山天文台長になった宮本正太郎氏が木星スケッチを行っていました。 1934年春には、木辺成麿氏が自邸に、30cm反射赤道儀(完成当初は26cm)を新設しました。この望遠鏡は現在レストアされ、滋賀県のダイニックアストロパークで使用されています。
2021.03.27 08:081933年(昭和8)の惑星スケッチ 1933年(昭和8)11月に、東亞天文協会(1932.10.15に天文同好会より改称)に「遊星面課」が新設されました。幹事は木辺成麿氏、課長は山本一清氏、課員は伊達英太郎氏、宮本正太郎氏、沓掛七二氏、荒木健児氏でした。 課員であった伊達英太郎氏は、1939年(昭和14)から遊星面課長になっています。新設当初から遊星面課に在籍していたこともあり、伊達氏の許に、戦前の貴重な惑星面スケッチが送付されてきました。 今回から、惑星面スケッチをデジタル保管する意味合いを込めて、順次公開させていただくことにしました。貴重な資料としてご覧いただくと共に、研究資料としてもお役立ていただければ幸いです。