NEWTONYの改造

遮光塗装とフードの作製

 NEWTONYは教育用の玩具ですが、多少手を加えることで性能が向上しそうです。

 上は、斜鏡を取り外したところを主鏡側から撮った写真です。スパイダー(斜鏡を吊っている部品)は3本のプラスティック製で、筒先のリングと一体構造になっています。まずは、ここを遮光塗装しました。

 次は斜鏡周辺の塗装です。斜鏡は、金具に両面テープで止められています。この方法は、金具による圧迫がなく、合理的です。私も、GFRP15cm反射で、同様なやり方をしています。

 斜鏡金具には調整機能はありません。主鏡も同じで、恐らく両面テープか接着剤で固定されているのでしょう。

 NEWTONYは斜鏡スパイダーが筒先にあるため、迷光が入りやすようです。そこで、フードを作りました。材料は、綿棒が入っていたプラケースです。底をサークルカッターでくり抜きます。

 そして、内部は黒のフエルトを、外部は黒のカッティングシートを貼り付けました。

 NEWTONYに取り付けた様子です。少しラッパ状になりましたが、筒先にきっちりはまりました。

 蓋も有効活用しました。ダンボールを蓋側面に巻き付け、パーマセルテープで固定しました。(少々不格好ですね😅)

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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