コンデジによる月面X

 2021.12.11は上弦(月齢6.8)でした。コンデジ(コンパクトデジカメ Canon Power Shot SX720HS)で、17:30頃撮影した月です。

 ところでこのデジカメ、月面Xを撮影できるらしいということでご紹介しましたが、ついにそれを証明する日がやってきました。

 21:50頃、月の高度が低くなり、若干薄雲がかかっていましたが、「X」見えますよね。これをデジタルズームを使って、さらに拡大してみました。

 月面Xの左半分は、プルバッハクレーターの東の壁、Xの上はラカーユクレーターの南の壁、Xの右側はブランキヌスクレーターの西の壁、Xの下はレギオモンタヌスクレーターの北東の壁であることが分かります。

 強拡大すると画像が荒くなりますが、確かに「X」を確認することができました。

(参考文献)

月の地形観察ガイド,白尾元理,誠文堂新光社,2018


中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • double_cluster

    2021.12.12 22:09

    ありがとうございます。寒くても、撮影は5分程度ですので我慢できます。良い道具です。
  • manami.sh

    2021.12.12 14:36

    月面Xも確認できますし、すごく活躍してくれていますねぇ。