月齢7.8と8.8

 2021.12.12、月齢7.8の月です。月の首振り現象により、北部(上)の地形が通常の月齢よりよく見えているのが分かります。

 2021.12.13、20:30頃の月齢8.8の月です。月の中央左端のエラトステネスクレーターが夜明けを迎えています。

 月齢が1増えるだけで、月の表情が大きく変わるのが分かります。特に月の南部(下)のクレーター群の存在感が薄くなるのが印象的です。


 月齢8.8の月の南部をズーム最大で撮影しました。だんだん光条が目立つようになってきています。

(参考文献)

月の地形観察ガイド,白尾元理,誠文堂新光社,2018

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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