コールドムーン

 2021.12.19、今日の満月は、コールドムーンと言うそうです。その名の通り、本当に寒い夜の月です。また、本年最小の月でもあります。

 これは、2021.12.18、月齢13.8の月です。上の満月(月齢14.8)と比べると、西(左端)が少し欠けているのが分かります。

 満月近くなると形の変化に気付きにくいですが、このように写真に撮るとそれがよく分かります。

 コールドムーンを撮ってから雲がかかってきました。月光環(げっこうかん、月光冠)が綺麗に見えていました。

 2021.12.20、満月から1日たった、月齢15.8の月です。のっぺりとした満月の表情とはうって変わり、月の東(右)側の欠け際が立体的に見えるようになってきています。月の東端、中央より少し上の大きなクレーターは、ラングレヌスです。

 2021.12.21、月齢16.8の月です。月の東(右)少し上、危機の海が大きなクレーターのように見えています。

 当たり前ですが、満月を過ぎると月の東側(右)が欠けてくるのが面白く感じます。

(参考文献)

月の地形観察ガイド,白尾元理,誠文堂新光社,2018

 

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

0コメント

  • 1000 / 1000