赤緯環目盛読み取り用接眼レンズ

 クック25cm屈折望遠鏡の、赤緯環目盛を読み取る筒と先端部分の写真です。目盛環をランプで照らし、直角プリズムで光束を接眼部に導きます。

 上は、筒の接眼部側にはめ込む、赤緯環目盛読み取り用接眼レンズです。

 筒の接眼部(内径約43mm)は、スリワリ構造になっています。接眼レンズの重量は246g、全長は87mmです。金属部分は真鍮製です。

 対物側レンズの直径は約39mm(右端)、アイレンズ側レンズの直径は約25mm(中央)

接眼レンズの形式はラムスデンのようです。焦点距離は不明です。

 接眼レンズ見口の塗装の剥がれに、100年の歳月を感じます。

 定規をこの接眼レンズで拡大し、撮影しました。色収差が殆どなく、視野の端まで線の歪みがありません。優れたレンズ設計であることが分かります。

 赤緯目盛環が実際にどう見えるか、試してみたくなります。

 

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1968年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。FRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

0コメント

  • 1000 / 1000