NEWポラリス経緯台

 ニコン8cm屈折望遠鏡をドブソニアン感覚で使いたいと思い製作した、経緯台と三脚のセットです。

 架台は、ビクセンNEWポラリス赤道儀です。昔々の赤道儀ですが、極軸を立てると経緯台になります。ニコン8cm屈折望遠鏡は約5kgあります。架台の片側に望遠鏡を搭載すると強度が不安なので、iOptronAZマウントプロブラケット方式にしました。三脚は測量用のアルミ三脚です。

 フレームは1×4材です。NEWポラリス赤道儀用ウェイト(約4kg)だけでバランスが取れます。アームの側面にもウェイトを付けることができます。

 三脚開き止めは、三脚に付属していた持ち運び用の合皮バンドで作りました。

 ウェイト軸にM16ボルト入れて固定しています。材木側には18mmの穴を開けています。

 鏡筒バンドは、雨水用エンビ管固定バンド(内径約115mm)を使いました。

 ウェイトが架台の前側にあるため、鏡筒は若干接眼部側を重くした方がバランス的には良いようです。これでほぼフリーストップ状態です。

 NEWポラリス経緯台セット、ポイントは価格です。

 NEWポラリス赤道儀2970円、三脚856円、ビクセンアリミゾ金具3873円、ボルト類約1000円、赤道儀・三脚送料約3000円、鏡筒バンド金具440円、合計約12000円です。

 昔の赤道儀も捨てた物じゃないですね。測量用の三脚も!

 

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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