運輸事務連絡会議(1941年7月1日)
「昭和16年7月1日横須賀海軍港務部に於ける運輸事務連絡会議に就いて (山﨑 印)
1.連絡会議の有無即ち開催日時は港務部より当部総務課大橋書記宛通牒され 大橋書記は
第2部第3課小野沢技手に移牒 小野沢技手は至急を要するものは各課に持ち廻り 他は
書類を再製複写致し各課に配布さるる由なり
2.連絡会議は入港船あれば連日開催され 入港船なきときは1週間乃至10日間も開催され
ざるときあり
3.連絡会議提出書類は 輸送場所一箇所に就き5通 即ち同文5通を用意するものとす(運
輸規則参照)
4.連絡会議の模様
(イ)出席者 運輸主任(鈴木少佐) 監督官 船舶側代表 荷物引受人代表及び海軍
関係各部出席者 運輸事務者
(ロ)議事進行法
運輸主任が船舶寄港地名を呼び これに対し海軍関係各部出席者が 順次に数量即ち 容積 t 数( ㎥ )重量 t 数でいくら主なる品名をあげ便乗者何名と言う 各寄港地に対して之を行い 最後に積込地を決定し積込日数等を打ち合わせ 横須賀出港日時を決定す 便乗者は何日何時迄港務部に集合すると決定
(ハ)会議終了
以上打ち合わせ 運輸主任の終了の声にて終わるものとす
会議終了後運輸主任に次の事項を依頼す
イ、9月3日頃「ロタ」着の船舶の有無
ロ、9月25,26日頃「ロタ」発 東京に向かう船舶の有無
1.運輸主任は南方向けの船舶はあるを以て「ロタ」に寄港せしむることは容易なるも 定期船に非らざるを以て 希望日の如き船舶があるや否やは不明にて 成るべく希望に添う様に致し度と申さる
2.運送せんとするものあるときは 会議開催通知に依り 船舶名 屯数 東廻りか西廻か寄港地名等を知りおき 書類を提出しおき 会議に於いて寄港地名を呼ばれし時 前記の如く数量を言うものとす
3.又寄港地に予定されざる処に寄港してもらい度希望あるときは 運輸主任に申し出て其
の決定を得るものとす」
(引用)
故秋吉利雄氏保存資料
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