南洋ロタ島事情(3)東北帝大発電機借用書類と7/7のメモ
1941年(昭和16)7月8日、東北帝国大学 熊谷岱蔵(たいぞう)総長から小林仁水路部長宛ての発電機借用依頼書下書きです。海軍の用箋に書かれていますので、水路部が水路部の書式に従って作成したものと思われます。
「東北帝国大学総長 熊谷岱蔵 印
水路部長 小林 仁殿
発電機借用の件照会
本年9月21日中支に於ける日蝕皆既観測の為 本学より観測隊派遣致度 準備中に有申上候 現地に於いては発電設備無之 且つ資材不足の為 発電器(機)入手不可能なる実情なるに就いては 此際左記條件の許に 貴部所有の小型発電機借用致度 御取計らい願い度し
記
1.発電機(2キロワット重油用)1台
2.期日
3.其の他」
「昭和16年7月7日 水路部第四課
1400(14:00?)
文部省電波物理の阿波野(あわの)氏より電話あり
日本郵船より電話(船は横浜丸 一 5名 特三 9名)
日食に行く方は全部希望通り 帰りは問い合わせ中
返答あり次第報告す」
(引用)
故秋吉利雄氏保存資料
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