寒くなる前に

 2023/11/22 18:13:31、15cm反射(中村要鏡)で撮影した土星です。週末から一気に寒くなるようです。当然シーイングも悪化するでしょう。気候が穏やかな時を逃すまいと頑張って撮影しました。シーイングは良好でした。

(写真データ:15cm反射望遠鏡FL:1436mm,テレビューパワーメイト×2.5,ZWO ASI183MC,バーダーUV/IRカットフィルター,sharpcap4.0で8296枚動画撮像,ステライメージ9.0kで上位40%をスタック)

 2023/11/22 20:21:50、15cm反射(中村要鏡)で撮影した木星です。土星を撮影してから約2時間後、シーイングが悪化しました。

(写真データ:15cm反射望遠鏡FL:1436mm,テレビューパワーメイト×2.5,ZWO ASI183MC,バーダーUV/IRカットフィルター,sharpcap4.0で8296枚動画撮像,ステライメージ9.0kで上位40%をスタック)

 2023/11/22 17:54に、15cm反射で撮影した月齢8.9の月です。コペルニクスクレーターが、一つ目小僧の目玉のようです。

 コペルニクスクレーターの直径は95km。円形と言うよりは六角形のようです。コペルニクスほどの大クレーターになると、中央丘は複数になります。クレーター周辺にも、複雑な模様が多数見られます。

 月の欠け際には、多数の名所があります。

 ガリレオ衛星も、接眼部にiPhone7を付けて撮影してみました。気軽なスタイルで、これもいけるなと思いました。

(参考文献)

星空年鑑2023,大熊正美,株式会社アストロアーツ,2023

月の地形観察ガイド,白尾元理,誠文堂新光社,2018

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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