米ソの月探査競争のフィナーレ

 2024/1/16 17:48に、コーワTSN-883(iPhone7)で撮影した月(月齢4.8)です。

 アメリカのアポロ17号着陸地点付近の山塊の頂上が、点々と連なっているのが面白いです。

 1972年12月11日にタウルス〜リトロー峡谷に着陸したアポロ17号は、月面者で30kmを走り回り、111kgの岩石資料を地球に持ち帰りました。それから1カ月後の1973年1月16日にルモンニエニに着陸したソ連のルナ21号無人月面車は、139日間にわたって37kmを走破しました。

 かつてシノギを削った両大国の月面探査のフィナーレが、近くの場所で行われたことは興味深いですね。

(参考文献)

星空年鑑2024,大熊正美,株式会社アストロアーツ,2024

月の地形観察ガイド,白尾元理,誠文堂新光社,2018

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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