有明の月

 2024/3/7 6:09に、コンデジで撮影した月(月齢25.9)です。春分の日(2024/3/20)の頃の月の高度は低く、空が明るくなってから、やっと撮影できる高さになりました。

 シッカルト(直径227km)は、古いクレーターですが、形の整った美しいクレーターです。内部は、海の溶岩で覆われている部分とそうでない部分があります。

 Schickard,Wilhelm(1592-1635)ドイツ、数学者

 前回の撮影より露出時間を長く取りました。ガスの広がりが、どこまで伸びているのか分かりません。

 オリオン座の三つ星の一番左(アルニタク)のすぐ近くにある、燃える木と馬頭星雲(IC434)です。フィルターの効果で、くっきり写っています。眼視ですと、大型のドブソニアンにHβフィルターを付けて見えるか?見えないか?

(参考文献)

星空年鑑2024,大熊正美,株式会社アストロアーツ,2024

月の地形観察ガイド,白尾元理,誠文堂新光社,2018

月面クレーター宇宙人名事典,林 順治,林文献社,1972

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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