ソンブレロ銀河

 M104,NGC2362,1664,2371-2,IC434

 おとめ座χ星南約3.7°にある、Sb型の銀河M104(NGC4594)です。形がメキシコ人の帽子に似ていることから、「ソンブレロ銀河」と呼ばれています。中央部の暗黒帯がよく見えています。

 おおいぬ座のτ星とその周りに広がっている散開星団NGC2362です。望遠鏡で見ると、最初はτ星しか見えませんが、ちょっと目をそらすとNGC2362が見えてくるという不思議な対象です。

 ぎょしゃ座の散開星団NGC1664です。どこが散開星団か、お分かりでしょうか。

 中央にあるのがそうです。私はイチョウの葉のように見えます。

ふたご座の惑星状星雲NGC2371-2(11.3等)です。「えー、どれどれ?」ですよね。

 中心星の両側に、青っぽい惑星状星雲がくっ付いています。ドッグボーン星雲と言われています。これも見たかった惑星状星雲です。

 もう一度、散光星雲NGC2024,2023(燃える木)と暗黒星雲B33(馬頭星雲)を撮影しました。画像は粗いですが、前回よりくっきり存在が分かります。

 Seestarのすごいところは、月や太陽も撮影できるところ。2024/3/15の月(月齢4.9)です。月の東縁(右端)までコントラスト良く写っているのが分かります。

(参考文献)

星雲星団ウォッチング,浅田英夫,地人書簡,1996

はじめての「星空ハイキング」,市川利光,コプティック星座館,2000

(続)星空ハイキング,市川利光,コプティック星座館,2000

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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