伊達英太郎氏の太陽観測(4)

「THE MILKY WAY」における、太陽黒点観測報告等

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

3コメント

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  • manami.sh

    2024.06.16 10:25

    ご教示いただき、ありがとうございます。高井氏の件は、新聞に報道されたことへの反論ですねぇ。 大体が、そんな細かい点まで見えるわけないですから。ただ、後々まで誤ったままで伝えられてきて います。終二全集とは、西森氏ご自身のものですか。仲間内でしか、わかりませんねぇ。 今後の調査においては、松本清、筑麓光学普及社は、要注意ですねぇ。科学画報の古いのは見たことが ないのですが、気を付けます。 ありがとうございました。
  • double_cluster

    2024.06.15 00:57

    コメントとご質問をありがとうございます。きちんと調べてからと思いましたので、ご返答が遅くなり申し訳ありませんでした。まずは高井氏の件です。1934年(昭和9)2月8日午前6時、11cm反射(200倍)で下弦の月のプラトーの東少し北寄りの小クレーターから、北に伸びる小さい筋のような黒い模様を高井氏は認めました。単なる直線状のものではなく、色は煤のような色で、月面図や月面写真にもありませんでした。大阪市内の同好の方(120倍で観測)への確認、花山天文台への報告を行いましたが煙は認められませんでした。花山天文台から大阪毎日新聞へ連絡があり、記者が高井氏を訪問。2月11日に断定的な記事が大阪毎日新聞に掲載されました。高井氏の意図に反する記事だったので、「月の煙?に就いて」として、状況説明の文章を高井氏は投稿しました。次いで西森氏の件。「終二全集」は、西森氏の母校同窓会紙に連載した西森氏の論叢集のようです。内容は、1.天文趣味のはじめと今2.天文と気象の繋がりに対する凡庸な質問3.記紀とギリシャ神話など。最後に「松本清」です。科学画報 昭和6年12月号以後、望遠鏡の広告をしている松本清(筑麓光学普及社)についての注意喚起です。伊達英太郎氏もインチキ商売に引っかかりました。安価を種に劣悪な商品を送り付け、返品をしても返金をせず、伊達氏は泣き寝入りしたそうです。『「安い物と化け物には会うたことがない」とよく言いますが実際其の通りで、特に光学品は信用ある専門店で相当の価で求めねばならないと思います。』とありました。
  • manami.sh

    2024.06.13 12:14

    太陽課についての貴重な資料ですねぇ。 佐伯恒夫氏も太陽観測をしていた時期があったんですねぇ。 目次を見ていて気になったのに、五号にある高井博典「月の煙?について」と 西森菊雄「終二全集より天文への趣味」、それと「注告 松本清に御注意ください」 高井氏のはプラトークレーターの件でしょうか。西森氏のいう終二全集というの何の ことなのでしょう。作家? 気にかかります。 松本清?これも何のこと、こちらは単純な興味なのですが、詐欺? よろしかったら、教えていただけませんでしょうか。