カリフォルニア星雲

M33,NGC1499,M1,M30,NGC752,869,884

 M33(NGC598)は、アンドロメダ座β星の南東約7°に位置するSc型銀河(視直径62'-39')です。赤道儀モードで46分(20秒×138コマスタック)露出をしたため、渦を巻く腕の様子がよく分かります。

 NGC1499(カリフォルニア星雲)は、ペルセウス座の散光星雲です。視直径が145'×40'と大きいので、Seestarの画面からはみ出しています。星雲の複雑な構造がよく分かります。

 M1(NGC1952)は、おうし座の角の先の星ζ星の北西約2°のところにある超新星残骸です。「カニ星雲」として有名です。

 拡大すると、フィラメント状の構造が見えてきます。

 M30(NGC7099)は、やぎ座γ星の南約7°、41番星(写真の左斜め上)のすぐ西に位置する球状星団(視直径11.0'、7.5等級)です。中心部から、やぎの角のような星の連なりが飛び出ています。

 NGC752は、アンドロメダ座γ星の南約5°にある大型の散開星団(視直径50'、5.7等級)です。大きいので画面からはみ出しています。

 NGC869と884は、有名な二重星団です。バイエルがNGC869をh、884をχという恒星名を付けたので、「hχ(エイチカイ)」とも呼ばれています。カシオペア座のε星とδ星の中央から南東約6°に位置します。視直径はそれぞれ30'、NGC869が4.3等級、884が4.4等級です。

(参考文献)

星雲星団ウォッチング,浅田英夫,地人書館,1996


中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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