1934年2月9日 金星の内合
「前略 金星試写只写したと言うのみ 眼視に像の膨張も難(がた)く免(ゆるし) 且(かつ)左端は内合10日前 直射日光下にて撮影 離角16,7度と存候 一昨年かの天界に内合前2日観望の記事あり 写真にてどの程度迄可能かと存し試候 尚一両日は撮影出来得べきかと存候も 暇を不得候ひ(へ)き 尚続いて時々試撮の心積に候 金星御研究の貴君に 先(まず)一葉を呈し申候 敬具 昭和9年2月9日 清水真一」
(資料は伊達英太郎氏天文写真帖より)
*崩し字の解読は、柴田哲男様(三木古文書研究会)にしていただきました。
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