海洋気象台欧文報告
海洋気象台欧文報告表紙
(出典)海洋気象台編(1924)「海洋気象台欧文報告表紙」,海洋気象台
(出典)海洋気象台編(1933)「海洋気象台一覧」,海洋気象台
関口鯉吉氏は帰国後、ケンブリッジ大学太陽物理観測所での研究成果を「海洋気象台欧文報告第1巻」に投稿しました。
原題は、"An attempt to determine the meridional component of the general current in the Sun’s reversing layer by a spectroscopic method.”
邦題は「分光観測により太陽反彩層の大気大循環系の南北成分を求める試み」となります。
以下は、関口氏がイギリスで使用した観測装置や観測の仕方について書いた部分です。
「3. 装置、観測および測定。観測は南向きに水平に設置された14フィート(約4.3m)のリトロー式分光器を用いて行われた。分光器のスリットプレート上には、口径12インチ(30cm)、焦点距離60フィート(約18.3m)のクック製対物レンズによって、6インチ(15cm)の太陽像が形成された。太陽光線は、まず18インチ(約45.7cm)の平面鏡によって南方向へ反射され、次に同じ口径の補助鏡によって北方向へ反射され、水平方向にO. G.(オブジェクティブ・グラス:対物レンズ)に到達した。各観測において、スリットが太陽の赤道弦と平行になるよう、分光器をその光軸を中心に回転させた。太陽円盤上の任意の点をスリットの中央部に合わせるには、微動コードを用いて太陽像を移動させることで調整が可能である。設定は円盤の縁を互いに垂直に交差し、スリットの平面上にほぼ位置する一対の設定線(図3)と一致させることによって行われた。これらの設定線は、計算に基づいてあらかじめ適切な位置に固定されていた」
(出典)海洋気象台編(1924)「海洋気象台欧文報告第1巻」,海洋気象台:92-93
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