GFRP15cm鏡筒(その3)

 バックヤードプロダクツに、鏡筒窓の穴あけと取り付けを依頼しました。(1枚目写真)鏡筒窓は、主鏡を外気に触れさせたり、鏡筒内の空気の循環を促したりするのに必要です。

 2本の鏡筒の連結には、3つのフック型ファスナーが使われています。大型でとても丈夫そうです。(経緯台のみでの使用なら、2個で良いとのことでした。)

 接眼部を取り付ける部分は、鏡筒径が230mmになっています。20cmクラスの接眼部品が使えるようにとの配慮だと思います。(フェザータッチフォーカサー用に、70mmの穴あけを依頼しました。)

 4枚目の写真は、穴あけの様子です。穴は普通の金属用ドリルで開けることができます。ただ、切り屑がかなり出ることと、GFRP特有の臭いがあるため、なかなかたいへんな作業でした。

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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