2022.11.05 05:09電動フォーカサー 15cm反射望遠鏡には、フェザータッチ接眼部を付けています。スムーズなピント合わせができる優れものです。しかし、CMOS撮像には、PCモニターを見ながら、さらに微妙なピント合わせをする必要があります。その為に、JMI社製電動フォーカサー装置を、フェザータッチ接眼部に加えました。
2022.02.12 08:21月齢10.2(中村鏡) 2022.2.11、この日は月の距離が最遠(1.053、40万4897Km、視直径29.5')でした。これは、いつものようにキャノンSX720HSで撮影した月です。 この日は仕事が休みでしたので、IOptron AZマウントproに15cm反射(中村要鏡)を載せて月を撮影しました。撮影は、お手軽撮影セット(キャノンpower shot S95+セレストロンズーム8-24mm)を使いました。下の4枚の写真は、中村要鏡によるものです。
2021.02.14 06:33ファインダーとしてのNEWTONY NEWTONYは、口径50mm焦点距離200mm(F4)の反射望遠鏡です。50mmの反射鏡は球面鏡だと思われます。 1970~80年頃販売されていた10cm反射望遠鏡は、ほとんどが焦点距離1000mm(F10)の球面鏡でした。F10ぐらいになると、球面鏡でもほぼ実用に耐えることができたからです。 そこで、私は焦点距離を伸ばすために、NEWTONYに5倍のバーローレンズ(テレビューパワーメイト5.0×)を付けることにしました。焦点距離1000mm(F20)になります。接眼レンズはSVBONY23mmを使います。倍率は約43倍です。
2019.04.02 04:01GFRP15cm鏡筒(その6) 今回は、GFRP15cm鏡筒の光軸調整についてお伝えしようと思います。前のブログで、光軸が狂いやすいと書きましたが、私の認識不足でした。 この鏡筒は、主鏡裏の光軸調整用押し引き共用ネジ(写真1,2枚目)が3個ついているだけです。バネの力で、押し引きが出来る構造になっています。一般的な鏡筒では、押しネジと引きネジが別々になっていて、計6個のネジが付いています。 反射望遠鏡は、主鏡を主鏡セルに固定する時、主鏡への圧迫を避けるために、微妙に主鏡の周囲に隙間を開けて固定します。隙間がありますから、使用する時には鏡筒を傾けるので、微妙に主鏡が動くわけです。最終的に星像を見て、光軸の追い込みをするのが当然ということで、手で簡単に光軸調整をする構造になっていたので...
2019.04.01 08:25GFRP15cm鏡筒(その5) 2019年2月初めに国際光器に注文していた、フェザータッチフォーカサー(1枚目写真、繰り出し38mm)と台座がようやく届きました。部品が全て揃ったので、最終組み立てを行いました。 GFRP鏡筒は、2枚目の写真のように、鏡筒断面がかなり扁平です。そのため、鏡筒バンドを緩め、接眼部を見やすい位置に回転させようとすると、鏡筒にねじれの力が生じます。そして、鏡筒を連結させているファスナー錠にも、ズレが生じます。そこで、ファスナー錠による鏡筒の連結をやめ、接着剤とネジで鏡筒同士を連結することにしました。また、主鏡側には、ステンレス製の持ち手も付け加えました。 Ninja320のように、鏡筒連結部の接地面積が大きい場合は、ファスナー錠は有効だと思います。しかし、...
2019.03.31 02:50GFRP15cm鏡筒(その4) 穴あけ加工等を終え、GFRP鏡筒に部品を取り付けました。接眼鏡を除くと、全体の重量は7.5Kgです。以前よりは軽くなりましたが、持ち上げるとズシリと重く感じます。 組み立てでは、斜鏡の位置合わせに苦労しました。しかし、なんとか完成させ、光軸調整を終えることができました。光軸調整の際に気づいたことですが、フック型ファスナーのみで連結した時と、鏡筒バンドを取り付けた後とでは、光軸が微妙に変わります。持ち運びは可能になりましたが、鏡筒バンドを外した際は、その都度光軸合わせが必要になりそうです。 普段はタカハシTGL(改造)経緯台に取り付けて使う予定です。自作ピラーも、この望遠鏡のために35cmカットしました。ピラーの中にコンクリートを入れていたので、切断は...
2019.03.28 12:48GFRP15cm鏡筒(その3) バックヤードプロダクツに、鏡筒窓の穴あけと取り付けを依頼しました。(1枚目写真)鏡筒窓は、主鏡を外気に触れさせたり、鏡筒内の空気の循環を促したりするのに必要です。 2本の鏡筒の連結には、3つのフック型ファスナーが使われています。大型でとても丈夫そうです。(経緯台のみでの使用なら、2個で良いとのことでした。) 接眼部を取り付ける部分は、鏡筒径が230mmになっています。20cmクラスの接眼部品が使えるようにとの配慮だと思います。(フェザータッチフォーカサー用に、70mmの穴あけを依頼しました。) 4枚目の写真は、穴あけの様子です。穴は普通の金属用ドリルで開けることができます。ただ、切り屑がかなり出ることと、GFRP特有の臭いがあるため、なかなかたいへん...
2019.03.26 12:27GFRP15cm鏡筒(その2) 待望のGFRP(グラスファイバー強化樹脂)鏡筒が、バックヤードプロダクツから送られてきました。GFRP鏡筒の長さは、接眼部側が64cm、主鏡側が89cmです。その他に、筒先蓋、主鏡セルも同梱されていました。どのパーツも、工作精度はとても高いと感じました。 今回は、主に主鏡セルをご紹介します。600g足らずの製品ですが、随所に工夫が凝らされています。光軸調整は、従来の押し引きネジ式ではなく、1本のネジに押し引きの機能が盛り込まれた機構です。主鏡の取り付けに関しても、バックヤードプロダクツから懇切丁寧なアドバイスがありました。(1枚目:接眼部側鏡筒、2枚目:主鏡側鏡筒、3枚目:主鏡セル表面、4枚目:主鏡セル裏面、5枚目:主鏡セル側面、6枚目:15cm鏡を...
2019.03.17 06:26GFRP15cm鏡筒(その1) 2019年3月になったので、バックヤードプロダクツに、正式にGFRP(グラスファイバー強化樹脂)鏡筒の製作を依頼しました。それと同時に、簡単な設計図や各種部品を準備し始めました。GFRP鏡筒一式(筒先蓋、鏡筒2本、フック型ファスナー3個、主鏡セル、メンテナンス窓、鏡筒延長加工、鏡筒内遮光塗装、その他加工費)で約52000円。良心的な価格だと思いました。 1,設計図(写真1.2) 製作を依頼するにあたって、実物大の光路図を書きました。縮尺すると実際の感じが分かりにくくなるので、実物大にしました。特に、斜鏡の位置が決まっているので、鏡筒の長さをいくらにするかを決めるためにも必要な作業です。 2,斜鏡・斜鏡スパイダー・斜鏡ホルダー(写真3,4) 斜鏡は、西...
2019.02.11 12:28バックヤードプロダクツ バックヤードプロダクツは、天文マニアの間では、Ninja-320,400,500(笠井トレーディング販売)の製造元として有名です。バックヤードプロダクツは、望遠鏡の鏡筒等をGFRP(グラスファイバー強化樹脂)で成形加工している会社です。私はNinja-320を持っていますが、持ち運び易さ(総重量21.5Kg)や光軸再現性等において、これ以上のドブソニアンはないと思っています。 バックヤードプロダクツのHPにはオンラインショップがあり、15cm反射望遠鏡用のGFRP鏡筒が販売されています。そこで、中村要鏡に合った長さの鏡筒製作について問い合わせると、製作は可能との丁寧な返信をいただきました。ただし、2019年(平成31年)2月一杯は多忙なため、製作は3...