星空ハイキング

 星がよく見える所に望遠鏡を持って行って、頼りになるのがガイドブックです。私が愛用(まだ全部を見ることはできていませんが)しているのは、「星空ハイキング」です。フィールドで使いやすいように、コピーしてファイルに入れています。

 著者は、2008年3月にご逝去された市川利光さんです。この方は、頭の中に星図が再現でき、誰かが望遠鏡を星空に向けていると、「それをもう少し〇〇の方向に向けると、△△が見え、さらにそれを・・・」と人間星空ナビゲーションができたそうです。

 この本の特徴は、見たい対象をステップを踏んで、順に探していくところです。市川さんのコメントも楽しく、見てみたい気持ちが高まります。

 2000年にコプティック星座館が発行しています。発行者は、奥様の市川百合子さんです。オークション等に出品されることもたまにありますが、コプティック星座館にお問い合わせになると、現在でも入手可能かもしれません。

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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