大阪朝日新聞の記事より
朝日新聞連載小説「また会う日まで」(池澤夏樹作)では、「ローソップ島日食」という言葉が何回も出てきます。この日食遠征が、当時の日本の国威発揚に、大きく貢献していたことが分かります。また、主人公が水路部の秋吉中佐(ローソップ島日食当時)であることが、小説内で明かされました。京都帝国大学の柴田淑次氏の手記等にも、紀元節の祝宴で、秋吉中佐が祝辞を述べたことが書かれています。
今回は、伊達英太郎氏の天文収集帖に残されたローソップ島日食に関する新聞記事(大阪朝日新聞)を通して、ローソップ島日食に関する、当時の社会の関心の高さを振り返ってみたいと思います。
(参考文献)
大阪朝日新聞新聞記事,1934.1-2月
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