2018.10

　2018年10月20日、西村製作所15cm反射経緯台（中村要鏡）で月を撮影しました。寒気が入っていましたが、比較的シーイングは良かったです。アイピースは、セレストロン8-24mmズーム、カメラはPower Shot S95（1000万画素）でオート撮影をしました。画像処理は、自動補正で少し露出を抑える程度です。　技術不足や機材（コンパクトデジカメ）の関係で、実際の姿を再現できないのが残念です。ただ、少しは中村鏡の片鱗を感じ取っていただけるのではないかと思います。真の中村鏡は、よく切れるカッターで対象をスパッと切断したような見え方です。　1枚目は月齢11の月の全景。2枚目中央左下がティコ。3枚目中央下の2つ並んだクレーターの左下がブリアルドス。（すべて...
　上は、クック25cm屈折望遠鏡の微動ハンドルと粗動ハンドルの持ち手部分の拡大写真です。（赤緯粗動ハンドルは、残念ながら写っていません。）持ち手部分は木製で、赤っぽい色をしています。恐らく、材質はウォールナットでしょう。1923年に持ち手部分も製造されたとして、すでに95年が経過しています。部分的に割れが入っていますが、ぐらつき等の異常はありません。　ウォールナットは、チークやマホガニーと共に世界三大銘木の一つに数えられています。ウォールナットの木質は重硬で衝撃にも強く、微動や粗動ハンドルにはピッタリの材質です。　ご覧のように、粗動ハンドルは長細い形をしています。微動ハンドルは球形です。赤緯ハンドルには縦の溝が、粗動・微動共に刻まれています。赤経ハンド...