2019.04.30 13:34ビクセンSP-DX赤道儀 GFRP15cm反射鏡筒を経緯台で使用した際、接眼部と経緯台との距離が離れ、微動つまみの操作をしにくことが分かりました。特に水平微動つまみは、目を接眼部から離さなければ操作ができないほどでした。 GFRP15cm反射鏡筒は、月や惑星を見るために、高倍率を使うことが多いです。そこで、赤道儀(高倍率を使っても視野から対象が逃げない!)を思い切って購入することにしました。候補としては、ビクセンGPD2赤道儀、GPD赤道儀、SP-DX赤道儀を考えました。いずれも現在は新品としては購入できません。耐荷重量(赤道儀に載せることができる最大重量)は、いずれも10Kgです。以前から、ビクセンSP-DX赤道儀は性能が良いと聞いていました。そこで、いろいろ手を加える必要...
2019.04.13 03:48月面Xの日(1) 昨日(2019.4.12)は、定例の星空ウォッチングが、バンドー神戸青少年科学館で開催されました。年度当初の平日の夜でしたが、50名ほどのお客様が来館されました。この日は「月面X」(月面中央部のウェルナークレーター北西のクレーター壁面の組み合わせがX状に見えること)が見えるということで、お客様にも説明しながら月(月齢6.8)を見ていただきました。ただ、観望開始が19:30過ぎだったので、「X」の底部にも光が届き始め、なかなか「X」が分かりにくい状態になってしまいました。 「真ん中に見えているクレーターが重なっているあたりがそれです。」とご説明しても、「うーん、これかなー。」「たぶん、これだ。」とのお客様の反応。「おそらくそれです。」と、こちらは答える...
2019.04.02 04:01GFRP15cm鏡筒(その6) 今回は、GFRP15cm鏡筒の光軸調整についてお伝えしようと思います。前のブログで、光軸が狂いやすいと書きましたが、私の認識不足でした。 この鏡筒は、主鏡裏の光軸調整用押し引き共用ネジ(写真1,2枚目)が3個ついているだけです。バネの力で、押し引きが出来る構造になっています。一般的な鏡筒では、押しネジと引きネジが別々になっていて、計6個のネジが付いています。 反射望遠鏡は、主鏡を主鏡セルに固定する時、主鏡への圧迫を避けるために、微妙に主鏡の周囲に隙間を開けて固定します。隙間がありますから、使用する時には鏡筒を傾けるので、微妙に主鏡が動くわけです。最終的に星像を見て、光軸の追い込みをするのが当然ということで、手で簡単に光軸調整をする構造になっていたので...
2019.04.01 08:25GFRP15cm鏡筒(その5) 2019年2月初めに国際光器に注文していた、フェザータッチフォーカサー(1枚目写真、繰り出し38mm)と台座がようやく届きました。部品が全て揃ったので、最終組み立てを行いました。 GFRP鏡筒は、2枚目の写真のように、鏡筒断面がかなり扁平です。そのため、鏡筒バンドを緩め、接眼部を見やすい位置に回転させようとすると、鏡筒にねじれの力が生じます。そして、鏡筒を連結させているファスナー錠にも、ズレが生じます。そこで、ファスナー錠による鏡筒の連結をやめ、接着剤とネジで鏡筒同士を連結することにしました。また、主鏡側には、ステンレス製の持ち手も付け加えました。 Ninja320のように、鏡筒連結部の接地面積が大きい場合は、ファスナー錠は有効だと思います。しかし、...