2021.04.10 10:181935年(昭和10)の火星スケッチ(7) 今回ご紹介するのは、当サイトで六甲星見䑓(だい)としても取り上げたことのある、萑部進氏・守子氏の火星スケッチです。六甲星見䑓の機材の変遷については、カテゴリ「六甲星見䑓」に詳しく書かせていただいていますので、どうぞご参照下さい。
2018.12.30 12:42六甲星見臺(だい) 萑部(ささべ)進・守子夫妻(神戸市)が、六甲山麓に1933年(昭和8)頃作った観測所が、六甲星見臺です。(1枚目写真右側が観測所) 萑部夫妻は当初、イギリスのリンスコット47cm鏡を搭載した望遠鏡を設置する予定でした。しかし、使い切れないという理由で、木辺成麿氏に26.5cm鏡を搭載した反射赤道儀の製作を依頼しました。26.5cm反射赤道儀の着工は1934年(昭和9)8月、完成は1934年12月末でした。これには、15cm屈折望遠鏡(F15)が副鏡として搭載されました。反射望遠鏡の筒よりも、屈折望遠鏡の方が長いスタイルの機材になりました。機械部分の製作は西村製作所です。 女性アマチュア天文家が珍しい時代、萑部守子氏は火星スケッチを残しています。同様に...