2018.05.19 02:39改發天文台 1,4枚目の写真は、神戸市須磨区にあった、改發(かいほつ)氏のために中村要氏が設計した15cm屈折赤道儀です。改發氏は、アマチュア天文家、特に天体写真の第一人者として活躍した人物です。対物レンズ研磨は中村要氏、機械部は西村製作所が製造しました。国産の15cm屈折望遠鏡としては、初めてのものになります。運転時計も西村製作所が作製した、米ブラッシャー改良型です。対物レンズは、ガラス材の発注、加工等も全て中村要氏が行いました。中村要氏にとっても大型のレンズ加工は初めての経験でした。射場天文台の19cm対物レンズと同じく、第4面が平面という独特な形状をとっていることが特徴です。対物レンズの製作には、約50時間かかったそうです。価格は2800円(現在の貨幣価値...