2019.05.05 09:35宮本 正太郎氏 宮本正太郎氏は、1912年(大正元)尾道市の生まれです。1933年(昭和8)3月に旧制姫路高等学校を卒業、山本一清氏の強い勧めもあり、同年4月に京都帝国大学理学部宇宙物理学科に入学しました。(旧制姫路高等学校3年生の時には、花山天文台で観測実習を行なっています。)1936年(昭和11)3月同大学卒業、卒論のテーマは「相対性宇宙論」でした。その後、1943年(昭和18)に、京都帝国大学理学部助教授、1948年(昭和23)に京都帝国大学理学部教授に昇任しました。1958年(昭和33)から1976年(昭和51)まで、花山天文台長を務めています。 宮本氏は、月・惑星の観測的、理論的研究に専念し、1968年(昭和43)には服部昭氏、中井善寛氏の協力の下、飛騨天...