月・惑星のCMOS撮像 (4)

画像処理ソフト SharpCap ステライメージ8

 SharpCapは、ZWO社が推奨している、CMOSカメラ撮像用のフリーソフトウェアです。プロ版もありますが、年額1500円ほどの使用料が必要になります。操作方法は直感的で、使いやすそうです。ありがたいことに、日本語ユーザーマニュアルを作ってくださった方がいて、早速ダウンロードさせてもらいました。

 この他にも、RegiStax(惑星写真のスタック処理用の定番フリーウェア)やDeepSKYStacker(基本スタック処理の他、強力な前処理が可能なフリーウェア)などのソフトウェアが、CMOS撮像には必要になります。

 私は、各フリーウェアの詳しい使用法を習得するのには、かなり時間がかかりそうだなあと感じていました。「CMOS撮像習得の道のりは遠いなぁ。」とも思いました。そんな時、aibouさんという方のブログに出会いました。ブログを読むうちに、画像撮像以外は、一つのソフトウェア「ステライメージ8(アストロアーツ)」に集約してしまおうと考えるようになりました。

 アストロアーツに登録すれば、マイナーチェンジを無償で受けられるようです。また、使用法についても、たくさんの動画がアップされています。私にとって、ステライメージ8は、最適なCMOS撮像画像処理ソフトウェアになりそうです。

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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