月齢11.4

0.5×エクステンダー

 2020.12.26の夕方、接近している木星と土星を見ようとしました。しかし天気が崩れ西から雲が近づいていましたので、急遽月齢11.4の月の撮像に切り替えました。月の高度はまだ40~50度でした。筒内気流も十分収まっていませんでした。

 今回の撮像で、0.5倍エクステンダーを付けると、ピント位置がかなり鏡筒寄りになることが分かりました。鏡筒内に引き入れた接眼筒が、撮像に影響を与えそうです。

 上はティコ周辺、下はコペルニクス・雨の海・虹の入江周辺です。CMOS撮像は、デジカメによるコリメート撮像より、コントラストがつきやすいようです。

 今年は私にとって、CMOS撮像元年でした。来年も中村要鏡やクック望遠鏡で、月や惑星のCMOS撮像をしていきたいなあと思います。

 当ブログをご覧いただいた皆様、本当にありがとうございました。来年もご覧いただけましたら嬉しいです。どうぞ良い年をお迎えください。

(撮像データ:2020.12.26 17:44 15cm反射F9.5 ZWO ASI224MC IR/UVカットフィルター 0.5×エクステンダー スナップショット1枚撮像 )

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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