15cm反射用クーリングファン

 15cm反射望遠鏡をより良く使うために、写真のようなクーリングファンを作りました。

 全ての望遠鏡は、筒内気流改善のために、外気温(特に冬場)に慣らす必要があります。「外気は後ろに抜くべし。」笠井トレーディングの「望遠鏡講座」で学んだ手法です。

 構造は、至ってシンプル。蓋はダイソーの園芸用の植物用受け皿(内径約20cm)です。それにホールソーで6.5cmの穴を開けました。

 ファンは、ハードオフのジャンクコーナーで購入したパソコン用です。DC12V,0.25A、4芯、一辺7cm、厚み2cmです。私が購入したものは、赤と黒のリード線を接続したら作動しました。300円です。

 厚さ5mmのコルク板を、蓋の内側に貼って完成です。

 試してみると、確かに排気されていることが分かりました。

 5mmのコルク板を貼り付ける時は、接着剤か厚手の両面テープがお薦めです。文具用の薄い両面テープは、コルクの復元力で剥がれてしまいます。

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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