「もうかった!」

 2021.8.5、星空ウォッチングが開催されました。コロナ禍の中、感染防止に気を付けながら、101名のお客さんをスタッフの方々と一緒に迎えました。

 台風が少しずつ近づき、上空に強風が吹いているのでしょうか。夕焼けがとても美しく見えました。

 担当する20cmドブソニアンの設置場所から見た夕焼けです。右隅に写っているのが市章山(ししょうざん)に灯る神戸市のマーク、その左が錨山(いかりやま)です。錨のライトは普段は白色ですが、こうべまつり・国民の祝日には青色のタイトが点灯するそうです。なんと、ヴィッセル神戸が勝った日も青くなります。

 20cmドブで拡大し、スマホで撮影しました。神戸ならではの光景ですね。


 青少年科学館新館屋上から見たクック望遠鏡ドームです。外壁塗装と同時に塗り直されて、とても綺麗です。

 お客さんが来られるまで時間がありましたので、クック望遠鏡のファインダーを交換しました。以前は6倍30mmのファインダーを付けていました。しかし、長大なクック望遠鏡の鏡筒が視野の1/4程に入り込んでいましたので、脚を長くした自作の取り付け部品(水道のパイプ継手と木を使いました)に、7倍50mmのファインダーを付けました。ドットファインダーも親子亀のように乗せました。(ファインダーは年季が入っていますね^^;それでも、いちおうタカハシです!)

 今日の「もうかった!」は、土星と木星を見た男の子が言った言葉です。念願かなって見えたのでしょう。お母さん共々喜んでくれました。

 天文ファンが一人でも増えますように!

(星空ウォッチングが終了してから、20cmドブで、こと座のリング星雲(M57)を導入しました。見えました。ポートアイランドも捨てたものではありませんね。)

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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