8月最後の観望

   夏の異常な前線の停滞・長期の大雨が終わり、空にも秋の気配が感じられるようになりました。上の写真は、2021.8.28の夕方の西空の様子です。
 2021.8.29、約3カ月ぶりに観望地(兵庫県立大学付属中・高の北、星の広場)に行ってきました。ここまでは、自宅から1.5〜2時間の道のりです。冬でも天の川を見ることができる環境です。大都市にお住まいの天文ファンの方々と比べると、恵まれているなぁと感じます。
  日没は18:14でした。良い星空が期待できそうな夕焼けです。ただ、山あいですので、必ずと言っていいほど途中で曇ります。
  明るい時刻に到着すると、だんだん暗くなっていく空の様子を楽しむことができます。
  今回も久しぶりの観望になってしまい、自力で導入できるメジャーな星雲星団の復習からのスタートになりました。でも、それはそれで楽しいものです。
  ヘルクレス座のM13(シーイングが良かったので、240倍にしても像が崩れません。感動的な星の大集団です。)M92(中央集光がはっきりしています。)M27,M57,M17等々、O3フィルターの効果が顕著です。そして、久しぶりの網状星雲、レースのようです。途中雲が多くなってからは、キャノンIS10×42で、さそり座やいて座、天の川下りを楽しみました。
  星がよく見える環境での星雲星団観望は、自分にとって宝物だなぁと改めて思いました。

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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