電視観望(3)

 CMOSカメラを使った惑星撮影もそうですが、電視観望も天体の導入が難しいです。そこで、マクシー(マキシー?、マクスキー?、いやいやマクシーです)60を、天体導入確認用として購入しました。

 口径60mm、焦点距離750mmの、レッキとしたマクストフカセグレン式望遠鏡です。重さ500g足らず。

 ニュートニーと同じく、内部構造が見えます。おもちゃの顔をしていますが、マクカセそのもの。この望遠鏡スゴイです。

 昨日自動導入の練習を兼ねて、木星や土星を見ましたが、なかなかの見え味です。コントラストも高く、付属の20mm接眼レンズも良いものです。難を言えば、接眼部のスリーブ径が25mm(なんで?)なことでしょうか。

 このマクシー60とSVBONY60mmガイド鏡を並列に取り付けるために、1×4材でプレートを作りました。

 長さ20cmと10cmの1×4材(SPF材、スプルース・パイン・ファー材、幅86mm、厚さ17mm)とステンレスのL字金具(幅30mm、1辺70mm、厚さ3mm)、それとアリ型(へんな穴がたくさん空いています^^;)が主な材料です。

 マクシー60の底面には、三脚用のネジ穴(1/4W)が3個あります。それを利用して、プレートの裏面からネジ(1/4W)を入れて固定します。

 ガイド望遠鏡とマクシー60を合わせても2Kg弱。このような木のプレートでも、強度的には十分です。(このままだとちょっと格好悪いので、塗装をして仕上げます。)

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

3コメント

  • 1000 / 1000

  • manami.sh

    2021.10.10 10:03

    マクシー60は、良かったですか。 侮れませんねぇ。遊びがいが、ありますねぇ。
  • double_cluster

    2021.10.10 07:35

    いつもコメントをありがとうございます。それにしても暑いですね。この暑さで庭の蚊が元気で、ヤブ蚊バリアが夜は欠かせません。マクシー60、予想以上です。大胆なカットモデルの中に、きちんと性能を落とし込む技術。そして、それをひけらかさず、オモチャのような顔をしているところ。開発者の技術力の高さを感じさせる製品です。25-31.7mm正立プリズムにパワーメイト2.5×、ニコン顕微鏡用16.7mmを付けて112倍で見た木星や土星は、口径なりの十分な性能が出ていたように思います。深く曲がったマクストフ補正板により、フード無しでもコントラストの向上にも役立っています。ニュートニーは、バーローやスマイス系の接眼レンズとの併用で、反射用のファインダーとしてとても便利です。このマクシー60も、色々な用途で楽しめそうですよ。
  • manami.sh

    2021.10.10 05:58

    こんにちわ。 順調に進んいますでしょうか。 マクシ-60は、おもしろそうですね。ついつい、私は口径に見合う性能を求めてしまいますが そこからして、考えを改めないとダメですね。 製品としては、おもしろいコンセプトだと思います。