セレストロン15×70双眼鏡(1)

 ホームセンターの帰りに、よくハードオフに寄ります。ジャンク品コーナーが好きですが、「ふーん」と言って帰ることが多いです。ところが。今日はガラスケースの中に目が行きました。大型の双眼鏡です。セレストロン。4980円。

 店員に声をかけ、視軸が合っているかを確認しました。一応OK。左側レンズにカビがあり、両方ともレンズ裏に若干のクモリが見られますが、まあ、こんなものでしょう。

 「レジ袋は要りますか。」「いえ。」

 剥き出しの大型双眼鏡(長さ約30cm)を片手に持って、店を出る姿はちょっと異様ですね。

 なんとか対物レンズの内側を清掃できたらいいのですが。

 約1.4Kgありますが、ヒョイと持って大型の星雲星団を見るのに楽しそうな双眼鏡だと思います。(ストラップが付いていなかったので、靴ひも[コンバース]を流用しました。)

(追記)

 対物レンズの清掃ができました。(あくまでも改造等は自己責任ということでお願いします。)

 1.対物レンズ先端のゴムカバーをめくり、レンズ周囲の隙間を、全周マイナスドライバーの先で外側にこじる。

 (力加減はほどほどに!接着剤の剥がれるバリバリという音がします。)

 2.レンズセルの切り欠きに、カニメレンチかマイナスドライバー(くれぐれもレンズを傷つけないように)の先を入れ、ゆっくり左側に回す。(初めはかなり固いです。)

 3.だんだんレンズ部分が上がってきて、対物レンズを取り除くことができます。

 4.レンズクリーニングペーパー等で拭く。(私は食器用洗剤で洗いました)

 きれいになった左側レンズです。あとは、逆に組み立てたら完了です。レンズ部を組み入れる深さは、反対側と同程度にします。

 この双眼鏡、造りもアバウトですが、修理・調整もアバウトです。でも、これで見えるのですから、必要十分ということなんでしょうね。セレストロン15×70双眼鏡、いろいろ楽しめる面白い双眼鏡ですよ。



中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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