クック望遠鏡の目盛環

 クック25cm屈折望遠鏡の目盛環をご紹介します。目盛環は、星の赤経・赤緯の座標を利用して、目的の天体を導入する装置です。普段はライトで照らせないので、詳しく見るのは私も初めてでした。

 右斜め下のツマミは、極軸目盛環固定ツマミです。

 

 目盛環表面には、「circle 13 inches diameter.」(直径13インチ(約33cm))と「divided to 1 minute & reading by vernier to 2 seconds.」(1分に分割、バーニアで2秒まで読み取れる。)との刻印がありました。

 目盛読み取り用のルーペです。今は点灯しませんが、ライト取り付け金具の裏面が見えています。

 ギリシャ数字と算用数字が使われています。

 下のツマミは、極軸目盛環の微動装置です。

 赤緯目盛環です。10の近くに矢印の指標があります。

 黒い三角の部分は、赤緯目盛読み取り用のプリズムです。その下が赤緯読み取り用の望遠鏡です。

 接眼部近く、白い布で巻かれているのが、赤緯目盛読み取り望遠鏡の接眼部です。

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1968年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。FRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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