岩橋善兵衛(3)

 1936年(昭和11)3月13日に伊達英太郎氏が撮影した、岩橋家伝来の遠眼鏡です。

 上2本が竹製、手前の1本が岩橋善兵衛作の赤塗りの張子筒です。

 伊達氏の文章にある、研磨用の鉄皿(上と右)とレンズ(左)です。

 ③の写真は、現在のところ見つかっていません。

 写真とは言え、実際のレンズと磨き皿を見て鳥肌が立ちました。

(参考文献)

THE MILKY WAY第2号,伊達英太郎,弘文社,1932.10.1

(写真は伊達英太郎氏が撮影したガラス乾板を反転加工したもの)

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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