「アマチュア天文学の父 山本一清」

 2022年7月14日と21日、NHK BSプレミアム コズミックフロント「アマチュア天文学の父 山本一清」が放映されました。戦前の天文同好会や東亞天文協会の歴史は、まるでドラマだなと私は感じていました。この放映を知った時、一人「我が意を得たり」と嬉しくなりました。

 「日本の天文学黎明期に、アマチュア天文家の育成に力を注いだ山本一清。山本の情熱に導かれるように「天体発見王」や「レンズ和尚」と呼ばれた数々のアマチュアが誕生した。さらには「世紀の大すい星」を発見した伝説のアマチュア天文家まで! 番組では、山本に関する数多くの資料をもとに、その生涯をドラマ化。山本一清とアマチュアたちが築き上げた、現代に続く日本の天文学の軌跡をたどる。」(NHKBSプレミアムコズミックフロント「山本一清物語」より引用)

 ご覧になっていない方は、NHKオンデマンドで視聴可能です。

(追記)

 皆様にご紹介しておきながら、BSが映らないと諦めていた私に、昔からお世話になっていた方がBDを送って下さいました。2022.7.25、見ることができました。ショックを受けました。ほぼ半分の時間(私にはそう感じられました。)、「中村要物語」でした。なんとも言えない感慨に浸りました。これは、久保田先生・冨田先生の功績だなあと思います。本当に、このサイトを始めてよかったと、しみじみ思いました。この番組を通して、サイトを訪問してくださった皆様、そして、ずっとご覧くださっている皆様、本当にありがとうございます。

 冨田先生が始められ、今は河村先生が引き継いでいらっしゃる「歴史的望遠鏡バーチャル博物館」をリンクしました。中村要氏の光学工場も見ることができます。まだの方は、ぜひご覧くださいね。

 

中村鏡とクック25cm望遠鏡

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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