三惑星揃い踏み

 2022/11/12 18:39:38に撮影した木星です。夜、見やすい時間帯に南中を迎えていますので、撮影・観望の好機です。木星は自転が9時間55分ほどですから、表面模様が4~5時間程で大きく変わります。

(写真データ:15cm反射望遠鏡FL:1436mm,テレビューパワーメイト×2.5,ZWO ASI183MC,sharpcapで11002枚動画撮像,ステライメージ9.0kで上位40%をスタック)

 上の写真から4時間後の22:39:11に撮影した木星です。木星の左に写っているのは、衛星イオです。画像処理で強調を少しかけすぎ、粒子が荒れています。木星表面の模様が、ほぼ入れ替わっています。途中で雲が木星にかかったので、スタックの枚数が少なくなりました。

(写真データ:15cm反射望遠鏡FL:1436mm,テレビューパワーメイト×2.5,ZWO ASI183MC,sharpcapで5034枚動画撮像,ステライメージ9.0kで上位50%をスタック)

 同日18:27:08に撮影した土星です。低気圧の接近で天候が崩れる前でしたので、シーイングがとてもよかったです。

(写真データ:15cm反射望遠鏡FL:1436mm,テレビューパワーメイト×2.5,ZWO ASI183MC,sharpcapで7302枚動画撮像,ステライメージ9.0kで上位40%をスタック)

 火星は、2022/12/1に最接近を迎えます。今年は中接近(距離8145万2214Km)の年にあたります。上の写真は、2022/11/12 22:35:07に撮影しました。極冠と大シルチス・小シルチス・キンメリア人の海がよく見えています。

(写真データ:15cm反射望遠鏡FL:1436mm,テレビューパワーメイト×2.5,ZWO ASI183MC,sharpcapで8211枚動画撮像,ステライメージ9.0kで上位20%をスタック)

(引用:ステラナビゲーター11/アストロアーツ)

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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