ケルベルス

 2022/12/18 20:46:22に撮影した火星です。ピント調節は、バーティノフマスクを付けて、アルデバランを視野に入れて慎重に行いました。

 この画像からは、北極冠南側(下)の地形が顔を覗かせているのが分かります。また、西側(右)にうっすらとケルベルスが見えます。キンメリアの海から小シルチスにかけてが、剣のようです。ヘラス盆地が白く輝いています。

(写真データ:15cm反射望遠鏡FL:1436mm,テレビューパワーメイト×2.5,ZWO ASI183MC,バーダーUV/IRカットフィルター,sharpcap4.0で8924枚動画撮像,ステライメージ9.0kで上位20%をスタック)

(引用:ステラナビゲーター11/アストロアーツ)

 当たり前ですが、見える地形の変化から、火星の自転を実感しました。

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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