ジャンセン

 2023/3/10 22:47に撮影した月齢18.2の月です。

 月の欠け際、南東(右斜め下)に見えるジャンセンクレーター(201Km)は、北西〜南東に直径100Kmほどの2つのクレーターが重なってできた古いクレーターです。

 Pierre J.C.Janssen(1824-1907)は、フランスの天文学者です。1875年、ムードン天文台の台長になりました。

 ジャンセンクレーターには、ファブリキウス(78Km)とメチウス(87Km)の2つの新しいクレーターが重なっています。

 2023/3/11 9:30に撮影した太陽です。小黒点が次々に出現しています。

(参考文献)

月の地形観察ガイド,白尾元理,誠文堂新光社,2018

月面ウォッチング,A.ルークル著・山田卓訳,地人書簡,2004

アストロガイド星空年鑑2023,アストロアーツ,株式会社KADOKAWA,2023

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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