天象儀(てんしょうぎ)(7)

(電気科学館案内)

 大阪市電気局発行の「大阪の新名所 電気科学館案内」です。

 中を折り畳んだページには、電気科学館までの道のりが書かれています。

 電気科学館内の陳列品が一目で分かる内容になっています。

(資料は伊達英太郎氏天文蒐集帖より)

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • double_cluster

    2023.03.13 06:45

    コメントをありがとうございます。いつも励みにさせていただいています。 ところで、海洋気象台や電気科学館の歴史を調べていると、1920年から1940年ぐらいの日本(特に関西)は、景気の大変動に見舞われた時代だったことが分かります。第一次世界大戦後の開運業の未曾有の好景気、その後の大恐慌。また、1937年7月の日中戦争開戦、1938年の阪神風水害、1941年12月の太平洋戦争の開戦。電気科学館の着工があと3-5年遅かったら、プラネタリウムは大阪には来なかったかもしれませんね。
  • manami.sh

    2023.03.12 12:01

    天象儀の連載をみていると、日本のビル建築がいつから始まったのか。高層ビル、3階以上のビルが出来てきたのはいつからなのか。大阪、通天閣はいつできたのかとか、昭和の初期はどんな世相だったのか。想いをめぐらせています。