1936年(昭和11)6月19日に、北海道で皆既日食がありました。木辺成麿氏は、花山天文台員として観測隊に加わっています。中村要氏もそうでしたが、光学技術者として、日食観測前まで木辺氏も大忙しだったようです。各地の観測隊用に、20cm鏡を4~5面、神戸射場氏用に19cm15°の対物プリズムを1カ月ほどで完了させなければなりませんでした。
(1・2枚目:北海道中頓別における京大及びチェコ班、3枚目:中頓別における皆既日食、4枚目:観測中の木辺氏と小山氏、5~9枚目:木辺氏から伊達英太郎氏への観測先からのハガキ、10~14枚目北海道各地の日食スタンプ、いずれも伊達英太郎氏天文写真帖並びに天文蒐集帖より)
参考文献:日本アマチュア天文史,日本アマチュア天文史編纂会,恒星社厚生閣,1987
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