夜明け前の部分月食

 2023/10/29 5:17、コンデジで撮影した部分月食です。この月食は、月が地球の影の北側にわずかに入り込むものでした。月食の最大は5:14、食分は0.13でした。夜明け前の西空に浮かぶ欠けた月は、何とも言えない存在感を示していました。

 月の近く(東京02°01')には、木星が輝いていました。

 2023/10/29 5:21

 2023/10/29 5:25

 2023/10/29 5:29

 2023/10/29 5:34

  2023/10/29 5:37

 「地球の影は大きい。」月の大きさと比べて、そう思いました。

 5:32、東の空が朝焼けに染まり始めました。明けの明星の金星が空高く上っています。

 今回の月食は、太陽・地球・月の位置関係がとてもよく分かるものでした。またまた宇宙を感じました。

(参考文献)

星空年鑑2023,大熊正美,株式会社アストロアーツ,2023

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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